こんにちは、保育士うさぎ先生です。
皆さんの保育園では、どのように自然遊びを取り入れていますか。
私の勤めている園では、10年程前から積極的に、園全体で自然遊びを保育に取り入れ始めました。
都会の保育園で自然遊びってどんなことすればいいの?
園庭のない園でもできるの?
子どものころからあまり自然に触れてきた経験のない、何の知識もない、私がどのように自然遊びをしているか、おすすめの遊び、保育のねらい、を備忘録に残していきたいと思います。
6月のテーマ【雨】
梅雨に入り、雨の日が続く6月。
どうしても室内で過ごすことが多くなりますよね。
室内遊びが続くと、体力を持て余して保育室を走り回ってしまったり、気持ちが発散できず、子ども同士のトラブルがおきやすかったり、機嫌が悪かったりすることが、増えやすいです。
雨の日=室内遊び というイメージですが、雨だからこそ外へ出て、楽しめることもあります。
少し外の空気を吸うだけでも、とてもいい気分転換になります。
ぜひ、雨の日も自然遊びを楽しみましょう!
雨のさんぽ
《ねらい》 梅雨時期の自然に触れ季節を感じる、雨のにおい音など五感を使って感じる、雨具の使い方を知る
《用意するもの》 濡れたり汚れてもいい服、長靴、傘、レインコート、帽子、タオル、着替え
傘、レインコートは、年齢や活動内容によって必要なものを用意しましょう。
※レインコートで過ごす場合の注意!
レインコートのフードをそのまま被ると雨のしずくが、顔にかかってしまい、視界が遮られたり、活動に集中できないことがあります。
戸外で遊ぶときに被っているカラー帽子やキャップなどつばのある帽子を中に被ると顔が濡れません。
・傘にあたる雨音を聞きながら、のんびり歩く
・葉っぱなどにつく、しずくを観察する
・雨ならではの生き物を探す
五感を使って、楽しみましょう。
いつも遊んでいる園庭で、見たことのない風景を見られるでしょう!
雨の音を聞いてみよう
《ねらい》 自然の音に耳を傾けてみる、梅雨の時期の自然に触れ季節を感じる
《用意するもの》 缶、たらい、バケツ、大きなポリ袋、セロハンテープ
◎缶、たらい、バケツを雨のしずくが落ちてくるところにおいてみましょう。
こどもたちは、戸外に出ず、テラスなどから眺めて音を聞くのもいいでしょう。
◎大きなポリ袋(透明)を開いて何枚かセロハンテープでつなぎ合わせる。
保育士がポリ袋の四隅を持って、子どもたちは、ポリ袋の下に入って大きな傘のよう
にする。ポリ袋に雨があたるのを見ながら、音を聞きましょう。
※雨の中、外へ出なくても保育室から窓をあけたり、テラスからでもできるので、乳児クラスにもオススメです。
目をつむって音を聞くとより、音を聞くことに集中できます。
雨でにじみ絵
《ねらい》 色の変化を楽しみ色彩感覚を養う、自然事象を感じ梅雨の時期の季節を感じる
《用意するもの》 画用紙、水彩絵の具、水性マーカー
水彩絵の具または水性マーカーで、画用紙に絵を描く。
雨のかかるところ(テラスや窓辺)へ持っていき、雨でにじませる。
良く乾かす。
滲んで変化していく色の反歌を楽しみましょう。
出来たにじみ絵で「傘」を作って壁面にしたり、製作をするのもオススメです。
雨の日の遊びで気を付けたいこと
◎事前に告知しておく
天気予報を見ながら、いつ行うか決めたら、保護者に事前に告知しておきましょう。
朝の登園時に汚れてもいい服を着てきてもらったり、着替えやタオルの用意をお願いしましょう。
体調のすぐれない子は、雨あそびができるか確認し、濡れないよう配慮しましょう。
◎短時間で行う
雨の日は、気温が下がりやすく、雨に濡れてしまうと寒いです。
子どもたちは夢中になって、濡れたり、寒さに気づかないことも…
体調を崩さないためにも、保育士が声を掛け、短時間で切り上げるようしたほうがよいでしょう。
◎準備や着替えの手伝い
可能であれば、戸外へ出る支度や、終わった後の着替えの手伝いを、手の空いている先生にお願いしておきましょう。
時間がかかってしまうと、せっかくの活動が間延びしてしまいます。
まとめ
今回は雨の日の自然遊びを3つ紹介しました。
雨の日は、どうしても遊びがマンネリ化しやすいですが、
雨だからこそできる自然遊びを取り入れてみましょう。
思い切って外へ出ると、新しい発見があるかもしれません。
雨の日の戸外での活動は、短時間で切り上げ、保育室へ戻ってから、それぞれどんなことをしたのか、発表しあう振り返りの時間を作るのもいいでしょう。
子どもたちと一緒に楽しみましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました。